そばにいたい17

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東山がまんざらでもなさそうな顔で言った。
「コテージもあるし、ラッキーも思いっきり走らせられるし? な、佑人」
「いいよね」
「タローもいるんだからな」
微笑みあう坂本と佑人に割って入るように、力がボソリと主張した。
それから日を決めるのにみんなのスケジュールを調整すると、その場で坂本がタブレットから予約を入れ、七月の終わりに三泊四日でオートキャンプが決まった。
「甲本のキャブコンと、俺の車と、二台で何とかなるだろ」
「ああ、あのボルボのでかいやつ」
坂本が注釈をつける。
「すげ、力、ボルボなんか乗ってんの?」
啓太が感嘆の眼差しで力をしげしげと見つめる。
「中古だ。ドッグゲートがついてるやつ探したんだよ」
「談合坂にドッグランあるし、こまめに休憩取って散歩させればいいよ」
「ドッグゲートもう一セット用意する」
「ワンコ、ケージとかいれんの? 窮屈じゃね?」
坂本が力に言った。
「バーカ、ワンコの安全が第一なんだよ。犬用ベルトとかで固定しとかねーと。ドッグゲート風通しいいから、エアコンきくし」
「なるほ」
「でも俺、免許取ったけど、車ないし、GWに坂本の車ちょっと乗ったくらいで全然乗ってないから、運転できっかな」
啓太が心配そうに言った。
「まあまあ、乗ってみれば何とかなるもんよ」
「でもさ、何かサギだよな。合宿免許の時とか」
ウーロンハイでちょっと酔った啓太は、口を尖らせた。
「学科はまー、しゃーないとしてもさ、力とか東、練習の時、まるでベテランの運転手に教えてるみたいだとか、教官に言われてたじゃん。しかもマニュアルで。俺なんか、マニュアルでやろうとしたら、一時間もたたないうちにオートマ限定にした方がいいって教官に言われてさ」
途端、ガハハハとみんなが笑う。


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