みんな、はっぴぃ!23

back next  top  Novels


「これで、よし」
 にっこり微笑む藤堂を見ると、今度はまた急に恥ずかしくなり、「行ってくる」と悠はそそくさと出て行った。
「何か今日のパーティもあまり楽しんでなかったみたいだからな。まあ、学生時代なんて騒ぎたいばっかで、こんな子供だましのパーティは面白くないのかもしれないが」
 藤堂は玄関の方を向いたまま、そんなことを口にする。
「まあ、今の学生はそうかも……」
 ポツリと良太もうなずく。
「俺は結構楽しかったですよ。混ぜてもろて。子供に帰ったみたいで」
 小林は微笑んだ。
「でも、悠くんの思いは、またちょっと違うのかも……」
「え?」
 藤堂が振り返った時、小林の携帯が鳴った。
「あ、わかった。うん、ほな」
「お迎えが来たの? どなた?」
「京助です。急に司法解剖入ってもて、さっき終わったみたいで」
「それはまた、いきなりリアルな」
 藤堂は苦笑いする。
「ほな、どうもお邪魔さんでした。いろいろおおきに」
「こちらこそ、きてくれてありがとう。またね。良太ちゃんも、工藤さんによろしく」
「あ、はい。お疲れ様でした」
 小林のあとから良太が少々いやそうな顔で従う。
「悠くんにもお礼を言っといてください」
「わかった。メリークリスマス」
「メリークリスマス!」
 良太と小林は振り返って手を振った。
 
 


back next  top  Novels


にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ

ようこそ、お立ち寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です。