みんな、はっぴぃ!7

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 河崎に言われた時は、『悠はそんなやつじゃない』と反論してみたものの、いささか動揺するところもあった。
 根拠はない。悠を信じるならば、だ。
 信じたいと思う反面、若い悠がいつ可愛い女の子に目を向けてもそれはそれでありかとも思うのだ。
 あんなに可愛いんだ、女の子だって放っちゃおかないさ。
 悠の顔を思い浮かべると、思い切りデレデレした顔になる。
 学生時代なんて仲間たちとも騒ぎたいばかりなのは、自分でも経験済みだ。
 悠のことを心配して、いつか藤堂に食って掛かったように、高津はいい友人なのだろう。
 アパートを追い出された悠に宿を提供していた悦子にしても。
 だが、高津が悠と仲良くツリーなんか飾っているのをみて、つい、「俺の悠にさわるな!」とでも喚きそうになった。
 高津が彼女に振られたと、悠が言っていたのも気にかかる。
 藤堂義行、三十三歳。
 つきあったコに散々振られ続け、ここにきてようやく可愛い恋人を得たと思ったのに。
 一回りちょっとも違う恋人は、やはり自分の手には余るのだろうか。
 ましてや相手は男の子だし。
 いくら振られ慣れているとはいえ、今回、悠のことは大マジなだけに、もし振られたらちょっときついかもしれない。
 だが、悠が俺の手を離れたいというのなら、快く離してやらねばなるまい。
 サンタはやっぱプレゼントをやらなくちゃいけないのだろう。
 まあ、いずれ、そんな時がきたら、の話だ。
 藤堂は自分に言い聞かせた。
 
 


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