ミュンヘンへ行こう ーハンスー 30

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  エピローグ
 
 
 翌日、ハンスの屋敷に再び四人が集り、ブリュンヒルデも交えた食事と酒の後、和やかな空気が流れていた。
「スキー!! 時間があれば行くって言ったじゃねーかよ!!」
 そんな中、唐突に喚いたのはロジァだ。
 室内楽に招待したい、というハンスの申し出に対して、アレクセイが、それはいいな、と言った矢先の発言である。
「昨夜はニューヨークに帰るって言い張ってたくせに」
 アレクセイは言い返す。
「帰るの延ばしたんだから、言ってんだよ!」
「うるさい奴だな、一日あればいいだろう?」
「たいして、滑れねーじゃねーか」
 ハンスは笑い、
「OK、わかった。明日の朝一で、キッツビューエルにでも飛ぶか?」
 という。
「俺の愛機で行こう。俺も久しぶりにやりたいと思ってたんだ」
「キッツビューエル? ロジァは初心者なんだぞ」
 アレクセイはハンスに抗議した。


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