春の夢 50

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 ロジァは、一体あの時の彼は何だったのだろうというくらい、常に冷静で表情を崩さない、いつもの『ボス』だった。
 だが、コマンド内は不気味に静かだった。
 ケンはそれがアレクセイのせいだという気がした。
 アレクセイはここのところ、ロジァをからかうことも忘れたようである。
 ロジァはアレクセイに対してつんけんしていた棘が取れた、かのようである。
 その実どちらかというと、互いに極力接触を避けている、そんな雰囲気だとケンは感じていた。
 

 


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