ひまわり 15

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 母親似の優しい顔はそこそこ可愛いし、一見柔な雰囲気だが、芯の強さに気付いて近付いてくる女の子がいたことはいた。
 でも、いつも将清との付き合いで飽和状態だった。
「…いや、俺は…ダメなんだよ。女の子をうまくリードするとかできないし。気のきいた台詞ひとつ言えないし」
 優作は元気の目をまともに見ることができなくて、もじもじと珈琲カップを玩ぶ。
「自然態だろ? 何もお前に要領よく演技しろなんて言わない。ま、いいけどさ。見合いしてみたって。人間、どこでどう転ぶかわからないもんな」
 グッドラック。
 優作は背中に元気のそんな言葉を受けて街を後にした。
 


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