逢いたい6

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 ホテルをチェックアウトした良太は、明治時代に建てられたというオルゴール館を訪ね、オルゴールの情報を携帯で鈴木に送ると木製のピアノ型のオルゴールがいいという返事が返ってきたのでそれを買い、ガラス工房ではきれいな細工のストラップを鈴木への土産にし、ついでにバレンタインのお返しにというポップを見て、可愛いフィギュアやストラップをいくつか買った。
 四時を過ぎた頃、良太は小樽駅から函館本線で札幌に向かった。
 各停でも約一時間、のんびり行くことにする。
 それにしても雪が少し強くなってきた。
 ホームに滑り込んできた列車も雪を被っている。
 しばらく石狩湾沿いを列車は走っていく。
 吹雪で視界は悪かったが、逆に自然を感じて良太は子供にかえったように窓の外をじっと見つめていた。


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