花の宴 4

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 庭園灯の他に照明器具をうまく枝につないで、花を優雅に見せている。
 十坪ほどの庭で三本の桜の他に木蓮やカイドウ、椿や薔薇などが四季ごとにさりげなく目を楽しませてくれている。
 軽井沢に住む平造がいつとはなくやってきて手入れをして帰っていくのだ。
「豪華じゃん!」
 いつもはリラクゼーションルームの倉庫で眠っている野外用のテーブルや折りたたみの椅子などがセッティングされ、テーブルの上には寿司やピザ、サンドイッチやハム、ソーセージやチーズ、フリットやマリネ、オリーブなどフィンガーフードが大皿に盛りつけられ、ワインにビールに日本酒が所狭しと並んでいる。
「どうぞどうぞ、遠慮なく召し上がれ」
 早速、良太はビールと寿司やらピザやらをのせた皿を鈴木さんからもらう。
「社長、んな怖い顔してると、花が嫌がって散っちゃいますぜ!」
 俊一はまだ難しい顔を崩さない工藤に勝手にグラスを持たせて、ビールを注ぐ。
「……でさ、誰が後片づけすんだよ」
 ふと嫌な予感がした良太が、一人呟く。
 パーティ用のグラスや皿も、リラクゼーションルームから持ち出したものだ。
「そりゃもちろん、準備しなかったヤツ、な」
 ぽん、と俊一が良太の肩を叩く。
「んだとぉ、紙皿とか紙コップとかにすればいいじゃん!」
「だってぇ、花に失礼じゃない」
 しれっとアスカがのたまう。
 はあ、と良太は一つため息をつく。
 午前中は晴れていて温かかったが、徐々に雲が広がり、夜になるとぐんと冷えてきた。
 それを見越してか、ちゃんと灯油のストーブまで用意されている。
「やってるやってる!」


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