月で逢おうよ 78

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 幸也は勝浩に抱き付かんばかりに近づいてくる。
「わっ! 幸也さん! それ以上くっついたら、放り出しますよ」
「あ、今どさくさに紛れて、幸也って言わなかった?」
 嬉々として、幸也はハンドルを握る勝浩の横顔を覗き込む。
「間違っただけです、長谷川さん」
「な、いいからもう一度言ってみ?」
 
 
 何にせよ、道中無事で家に辿り着く、というのが、今現在、二人の課題である。

 ― おわり ―


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